数種を組み合わせて自動車のボデーを構成する基幹部品。それらは、より一層厳しい品質基準が設けられています。私たちはレクサス品質を充たすことはもちろん、それ以上の品質を追い求め日々邁進します。


1カウルトップアウター
フロントガラスの前方に取り付く部品で、ウインドシールドを伝い流れてくる雨水を、車両の外に排水する役割を果たします。

2カウルベンチレーター
フロントガラスの前方に取り付く部品で、フロントガラスの雨水を排水する役割を果たします。ボディ剛性をアップさせ、ハンドル操作時の車体の揺れを軽減し、操作フィーリングを向上させます。

3ラジエーターサポート
車体の前面部に取り付く部品で、ヘッドランプやエンジンを冷却するラジエーターを支えています。フロントボディの強度、剛性保持の役割があり、安定した走りに貢献しています。

4ブレーキペダル
車両を減速、停止させる為に必要なブレーキ構造の操作部です。種類としてシングル式、リンク式があり、後者が採用されている自動車では、運転手がブレーキを踏み込むときのフィーリングを向上させます。

5センターボデーピラー
4ドア車の前後のドア間に位置する製品で、後側ドアの保持や、前側ドアロック機構などが付いています。近年、側面衝突時の安全ニーズも高まり衝撃吸収に関わる技術がたくさん織り込まれています。

6ロッカーアウター
自動車の前輪と後輪の間に位置する長尺部品で、ボディ剛性を高める役割があります。近年、超ハイテンを使用することで、軽量化と側突強度力アップを両立させています。

7アルミドアリンフォース
車両のドア補強部品であり、開閉時にドアフレームの変形を抑制し、万一の衝突から運転手、同乗者を守ります。

8リアメンバー
車両後方両側に組付けられ、ボディ強度、剛性、耐久性を確保し、衝突エネルギーを吸収することで同乗者を守ります。
レクサス品質を生み出す。
人に安心・安全であること。クリーンな環境で高効率であること。品質第一に高生産であること。この3つを柱に生産ラインを充実させ、レクサス品質を安定して生み出し続けています。

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【プレスライン】3,500t、1,200tの新型の大型プレス機を軸として「超ハイテン」と呼ばれる非常に硬度の高い特殊鋼材の加工技術や加熱後に急冷して硬度を高める「ホットプレス」を活かし、自動運転化時代にもますます重要視される「衝突安全性」に優れた製品を生み出しています。
プレス設備
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トランスファープレス
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3,500t 1基
2,500t 1基
1,600t 2基
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ブランキングプレス
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1,200t 1基
800t 1基
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ホットプレス
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600t 2基
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レーザー切断機
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3基
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【溶接】プレス品をスポット溶接やアーク溶接で組み合わせ製品化しています。近年は省エネ、省人化のためにカメラやロボットを駆使した全自動ラインの導入も進んでおりDXやITなどの新技術も取り入れた最適でムダのない設備で効率的な生産を行っています。
溶接設備
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SP溶接ロボット
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204台
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アーク溶接ロボット
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19台
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協働ロボット
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4台



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【組立】車に欠かせないブレーキペダルの組付を行っています。繊細な部品の組合せが多く、厳しい品質管理が求められ3Dカメラで全数組付状態を確認しながら高性能な部品を生産しています。また、作業者の負担を減らせるよう様々な工夫を凝らした設備づくりを心掛けています。
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【物流】小型運搬車両を用い、生産に必要な材料・部品の供給や完成した製品の集荷を行います。車両は主にバッテリーを動力源としており、環境への配慮も行っています。
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【検査】
最新の3次元測定器を使用し、製品の維持・管理を行いレクサス品質にふさわしい高品質な製品をお客様へ届けるため、重要な品質管理にこだわっています。
教 育
新入社員の教育用として超小型、操作も簡単な「小型ロボット」を使用しています。「小型ロボットを活用した業務改善」という課題を与え、構想検討~効果の確認までの一連の流れを体験させることで、新入社員スキルの向上を図っています。
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- 小型ロボット
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- 小型ロボットの調整
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- プログラミング
設備のこだわり
①構成品の外形状態を検知できる高画像カメラを導入し、構成品のセットのズレや誤組付け不良を低減、人による品質確認を減らすことが可能となり、負担を減らしています。
②人にやさしいライン造りをコンセプトに、箱から構成品を取り出す作業を人に代わり協働ロボットが実施しています。構成品がバラバラに収納されていても、カメラで構成品形状を認識させることで協働ロボットの動きを調整し、安定した取り出しを可能にしています。-
- カメラ検知画像
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- 協働ロボット